新居にお茶室を構えたい!と言う割に茶室の知識のないねこほし。とりあえずとても苦労しています。
そろそろ茶室の詳細を決めに掛かる
茶室に炉を切る、と言うのが一番のメイン。それ自体は茶道教室の先生にご助言頂いたり調べたりしてあらかた決まりました。
それまでの記事をご覧ください。とっても四苦八苦しています。
茶室とは、炉のある和室だけではない
畳の並び方や、炉をどこに切るかと言うのを考えるだけでもとっても大変でした…だってやりたいことと自分の知識が付いて行ってないから…仕方ないんや…
そして茶室を作るならもう一つ作りたかったものがあります。
それが「水屋」です。
水屋?台所にある、食器入れるやつ?
水屋と言うのは茶室に隣接する小さい台所みたいなものです。茶道をするときはそこでお茶碗や茶杓などを洗ったり、茶巾を洗ったりします。関西では食器棚=水屋、と言う習慣がありますが別物です。
私の昔の茶道の先生のお宅に水屋があって、とっても憧れていたんです。まさか自分がそれを家に作れる日が来るとは思っていませんでしたが。
水屋をどこに作るか
作りたい!となったので、次はどこに作るか。
これはもう単純に、茶室に沿った形で縁側を作ることにして、その縁側の突き当りを水屋、としました。これが割と望ましい水屋と茶室の位置関係になるかと思います。
こんな感じです。とっても狭い縁側に、とっても小さい水屋になる予定です。
正統派な水屋の構造
「水屋」を作るとは決めたものの、超本格的な茶室水屋を作ろうと思うと、とっても大変です。
まず床に排水・給水を通してもらって、銅板で水受けを作ってもらい、その上に竹のすのこをかぶせて銅板の水受けが見えないようにします。
上が一番スタンダードな水屋のスタイルです。上部に関しては造作の棚で対応が可能ですが、問題は赤い丸の箇所。ここが排水になります。
違う角度から見るとこんな感じです。床と同じ高さに竹のすのこを敷いています。周りの壁は柄杓を掛けたりできるように、竹の釘が打たれていたりします。そしてその竹のすのこをめくってみると…
こうなっています。これが一番の問題。薄い銅板を排水の箇所の大きさに合わせてカット→曲げて床の下?にはめ込む形で水受けを作っています。銅板落とし、と言うそうです。
これが一番オーソドックスな形なので…すが…が…
ぽかーん
………まず銅板ってどこで仕入れるの…銅板を仕入れたとして、我が家の水屋のスペースのサイズに切って、折り曲げて銅板落としの形にしてもらわないといけない…
竹のすのこ…何それホームセンターには売ってなさそう!どこ!どこに行ったらもらえるの!
水屋の下の方の壁に貼られてるの、杉の板が多いんですが杉の板もどれくらいのサイズで厚み?加工はどんなふうにしてもらうの?それとも無垢の杉?えっえっ??
パニーーーーック!!!!
形式も好きだけど「誰が」使うのか、をよく考えてみた
「茶室作る茶室作る!」言うてどないなもん作るねん!ってなってましたが結局、正当な水屋は難しいと判断…
言い訳みたいに聞こえますが、床に水受けを付けたとしたら、床にしゃがみこんで茶わんなどを洗うことになるのでそれはちょっと現実的に使いにくいかな…と言うのもあります。
古風な形式に拘るのも好きですが、「誰が」使うのかと言うのを考えると、我が家の場合は「私」が主に使うので私の目線で考えることにしました。
教室を開くわけでもなく、ただただひっそりとした趣味やしね
排水と給水だけしといてもらえば、将来本格的な水屋にリフォームすることも出来ますしね。
洗面台+棚、で「水屋風手洗い」にすることに
建築士さん、大工さんと相談した結果、造作の洗面台みたいな形の上に茶器を置く棚を付けることにしました。
それなら立ったまま使えるし、手洗いとしても使えるので我が家には合ってるかなぁと。
色んな本を見ながら、自分なりに自分の使いやすそうな水屋の設計図を書いて、これを基に工務店さんと話し合うことにしました。
側面も杉の板ではなくて水に強いクロスにしようかな。和風チックな。棚だけは形式っぽいものに出来たらしようかと。和洋折衷みたいでセンスが問われますが楽しくなってきました。
↑他の家づくりのブロガーさんのランキングも見られるので是非^^
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