お茶室が出来上がりました web内覧会?

新居を構えるにあたって、当初から作りたかった「お茶室」。茶道の先生にお知恵を拝借したりして、手探りでどうにか間取りを考え、ようやく完成しました。

とっても小さいお茶室完成

数年前から子どもと、細々と始めた「茶道」。何だかとっても楽しくて。実は幼いころにも何年か嗜む程度に茶道をしていたのですが、大人になってからやってみるとまた違った面白さがありまして。

新居を構え、和室を作るなら、と茶室の仕様にしたいと思い頑張りました。

3帖しかとれない

我が家は敷地がとても狭く、建坪面積も大きくとれませんでした。そんな中和室にスペースをあまり割けないので、3帖とすることにしました。

そうなると難しいのが「炉」の切り方。実際にするかは別の話として、客人をもてなせるようにお茶室を作りたかったので、お茶の先生にお知恵を拝借しました。

とっても狭い中、炉を使ってお点前が出来るよう四苦八苦して考えた間取りがこちらです。

水屋は茶室の外に作りたかったこと、形だけでも「縁側」を作りたかったのでこの形に。今考えると縁側は狭すぎて、あってもなくても良かったんじゃないかとも思います。笑

実際の茶室はこんな感じです。狭すぎて写真を撮るのがとっても大変でした。

おもてなしをするにも、多分マックス4人くらいしか入らないと思いますがこじんまりしててこれはこれで良いかな~と。

炉を切ったところ

これもどうしてもやりたかったことです。「炉を切る」。そしてそれを吊るせるように。

地元の工務店で炉を切る、と言うのはやったことが無い、との事だったのでかなり手探りで色々相談しながら施工してもらいました。

あっ炉縁をはめるのを忘れてる!!

畳の下の基礎に穴をあけてもらい、そこに炉壇が入るようにセットしてもらいました。今は電気の炉を入れていますが、炭も使える炉を買ったので、いつか炭を使ってみたいです。

炉の真上には、釜を吊り下げられるように蛭釘(ひるくぎ)と言うものを仕込んでもらいました。

これは軽く10kgはある、お湯を入れた茶釜を吊るので天井に補強が必要になります。

「めいぼくや」さんと言うwebshopから画像をお借りしています

天井に分厚い木のブロックを噛ませて、釜の重さを支える感じでしょうか。これも工務店の大工さんと話しながら施工してもらいました。

これも後から付ける、と言う事ができないので建てる時に

水屋は独立させた

茶室と同時に、どうしても作りたかったのが「水屋」です。お茶の道具などを洗ったり準備する際は水屋で行うのが常なのですが、水屋は排水や給水が必要になるので、後から作るのは難しい。なのでどうせなら建てる時に作ってしまおう!と言う事で作りました。

水屋に関しては、本当は正式な水屋を作りたかったんですが、使い勝手などを考えた結果、簡素な形にすることにしました。

↑の記事では私の手書きのよくわからない水屋の設計図になっていますが、出来上がったのはこちら。

本当にちょっとした「水屋もどき」スペースです。まだ一回も茶道の水屋として使った事は無いですが、自分では気に入っています。

手洗いボウルとして付けてもらったのは信楽焼のボウルです。和な感じにしたくて沢山探しました。

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感想(7件)

一応茶器も洗えるくらいの大きさのはずなので、満足です。

ねこほし
ねこほし

めっちゃめちゃギリギリやけどなぁ

奥のクロスをアクセントクロスにしてみました。もうこうなるともはや正式な水屋の面影はありません。自己流にもほどがある。

でも使うのは私だし、お教室を開くわけではないので私がテンションの上がる仕様であればオールオッケー!と言うことにしました。

手洗いボウルの上の棚は茶器など少し重たいものを載せるところなので造作で棚を作ってもらいました。ここに茶器を並べるとそれっぽくなるかなと思っています。

床の間

一応、水屋と反対側に床の間と仏壇スペース、そして桐ダンスが入るようにスペースを設けました。

床の間は水屋と同じような色味のアクセントクロスを。そして本当は丸窓を付けたかったのですが色々制約があり、丸窓は出来ず。なので地窓を床の間の下に付けることに。

とっても狭いけど満足の茶室

3帖しかとれないのに、炉を切ったり水屋を作ったり、だいぶ詰め込んで作ってもらった茶室風和室。

狭いけど、やっぱり畳のにおいがとても落ち着くし、何となく私の特別なスペースになっています。

作ってよかった茶室

考えるのが大変だったり、広さや資金面で色々制限が出てきましたが出来る範囲の中で良い感じに作れたんじゃないかなと思っています。

茶道に詳しい方から見るとめちゃくちゃな茶室だとは思いますが、そこはもう割り切って「私専用」なので良いかな、と。

ちなみに、お点前するとしたらこんな感じになるんだと思います。

奥の白い四つん這いのトラが主人。手前の青いクマとウサギちゃんが客人。多分こんな感じになるはず。

こどもともこうおやってお点前が出来るくらい精進したいと思います。

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