気に入る土地が出てきたので、契約まで済ませてウキウキだったのに、トラブルがあり夫婦で話し合った結果、契約を白紙に戻したいと考え始めたねこほし家。
契約済みの建築条件付きの土地の契約解除って出来るのか
とはいえ、もう既に手付金も払い、契約締結も完了している状態のねこほし家。そこから契約を破棄…となるとどうすればいいのか。
契約上はどないなってんの？？
そこなんよな。
勿論、契約済みとは言え契約破棄が出来ない、と言う事は無いはず。ただ…
焦点は「契約書」
契約破棄を申し出るかたちになると、やはり気になるのが金銭的なお話。これに関しては契約書にどう記載があるか。
本契約の履行に着手するまでなら、売主は買主に手付金の倍額を返還、買主は手付金の放棄で契約を破棄することが出来ます。
契約書より意訳
ねこほし家と不動産会社さんとの間で交わした契約書には大体こんな感じの事が書いてありました。これはまぁ、記載のまんまなので理解出来ました。
ただ、それに加えて、ねこほしにはとても気になる条文があったのです…
ただし、手付金が売買契約の10%に満たない場合は、その相当額を10%とすることとします
これも契約書より意訳
・・・？
どういう意味やろか・・・？
この一文だけどうしても意味が理解できなくて…契約の時にきちんと解釈を聞くべきだったのですが、怠っていました。
解釈によって金額が変わってくる～？
ねこほし家のは手付金を５０万円しか払っていません。勿論これは土地の金額の10%以下です。なので理解不能の一文によって、契約破棄した時のペナルティの金額が変わってくるのでは？と思ったのです。
土地の金額：2,000万円
その10%：200万円
支払い済：50万円
と言う事は契約解除には150万円追加が必要か？と疑問に思ったわけです。
色んなところに相談
自治体の消費者センター
まず相談したのは自治体の消費者センター。ここに相談したのは「今回の理由で契約の破棄を申し出た時、手付金はどうなるのか？」「契約書の不詳の一文の解釈は？」の２点。
答えとしては「事情はお察しするが、おそらく買主都合の契約破棄になるので手付金放棄は免れない」と言うことと「契約書の一文に関しては見たことない。わからない。」と言う事でした。
どうしよう…となった私たちに、市役所の職員さんが「不動産適正取引推進機構による無料相談
」と「市の無料弁護士相談」を紹介してくれました。
餅は餅屋、と言う事なんやろなぁ
不動産適正取引推進機構による無料相談
宅建の指定試験機関の一般財団法人 不動産適正取引推進機構です。こちらで不動産取引に関する相談を受け付けている、と言う市役所の案内を受けたので早速連絡してみました。
結論から言うと、「やはり騒音おばさんが原因となると買主都合になるのではないか。手付金放棄せず、白紙解除と言うのは難しい」と言う事。
不詳な一文に関しては「そんな条文見たことも聞いたこともない…おそらく150万円追加、と言う解釈なのではと思うがこればっかりはどういう意図でこの条文を入れているのか、不動産会社に聞くしかない」と言う回答でした。
そんな珍しい一文なんか
市の無料弁護士相談
最後は市の無料弁護士相談。上記の不動産適正取引推進機構でもわからない、と言われた時点でもう半ば志折れそうなねこほし家。
結果だけ言うと、やはり今までと同じ回答でした。やはり珍しい条文だったので、書いた本人に聞くしかない、と言う事。
結局不動産会社に相談するしかない
これだけ聞いてわからなかったので、不動産会社に直接相談する事にならざるを得ませんでした。初めからそうすればよかった話なんですが、支払い済み50万円を放棄すれば良いだけなのか、150万円追加で支払う必要があるのか、法的な根拠があるのかどうか調べたうえで話し合いがしたかったんです。
でも調べた限りわからなかったので、もう不動産会社に事情を説明して「相談」と言う形で何か解決策がないのか話し合いをしよう、と決意しました。
色んな機関に相談してよかった
結論としては不詳なところは不詳のままでしたが、３つの公的？機関に相談して良かったと思っています。自分の価値観が一般的、もしくは法律的にどうなのかと言うのがわかったし知識として色んな事を得られました。
不動産の事で何かトラブルがあった時にはこういった第三者の期間に相談するのも視野に入れてみてください。何か参考になれば幸いです。
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